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静岡市のごみ・4R情報

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タケと生ごみの活用を考える〜竹粉による生ごみの分解とその後の利用について〜

静岡市の家庭系可燃ごみ量の約39%(令和2年度)は厨芥類(野菜くずや食べ残しなど)と呼ばれる生ごみである。


このような状況は静岡市に限られたことではなく、全国の市町村でも同様である。日本は多くの食料を海外に依存していることもあり、生ごみの減量や活用などについては対策をとる必要がある。


他方、私たちの身近な自然環境では、管理されない竹林(放置竹林)が西日本を中心に拡大している。放置竹林内の林床は植生が貧弱であり、竹林が拡大すれば、ますます種の多様性を欠く要因にもなりかねない。また、竹林は住居周辺まで増殖し、住環境の悪化を招いている。


上述した二つの問題は、これまで個々の問題として取り上げられ別々に対処されてきた。ここで提案したいのは、植物がもつ力を借りて生活上の食物残渣を処理するという考え方である。具体的にはタケから竹粉を作り、それを生ごみに混ぜて分解させるのである。増殖し過ぎたタケを減量させるには、毎日排出される生ごみ処理に使用することが最も効果的であり、また環境負荷の少ない生ごみ処理方法と考える。この手法により自然界の問題と生活上の問題があわせて処理できる。


既に、実験では処理に必要な竹粉量や生ごみを減量できる割合、および分解物の分析結果などを明らかにしてきた。その上で、数校の小学校や市民団体に竹粉による生ごみ処理を実践していただき、教育的価値や持続的な生ごみ減量方法などを見出してきた。一方では、竹粉の提供を里山保全団体が担っていく方策も検討してきた。


今後は、竹粉による生ごみ処理の取り組みを学校教育に浸透させるとともに、市民に向けた啓発活動も行っていく予定である。この取り組みと向かい合うことで、未利用資源の生ごみが堆肥という資源になることが実感でき、更にその堆肥で野菜栽培し食した後、また野菜くずを堆肥作りに使用することで、循環型生活や日常の食生活のあり方を考えるきっかけとなる。


 


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